3: Aesthetic World

Barev Dzez!

 

今回はUWC Dilijanの最大の自慢、キャンパスを紹介したいと思います。東京ドーム約20個が収まるほどの広大な土地。ただ広いだけではなく、まだ四年目の新しいキャンパスです。

主に生徒が普段使う建物は2つ。

一つ目はレジデンス。マウンテンサイドとリバーサイドと呼ばれるResidential Buildingが全生徒の寮です。それぞれの寮の中にはToon (アルメニア語でハウス)と呼ばれるグループがあります。Toonは住居に基づいた結束の強い"family"です。Toon Parentは寮母のような役割を果たし、年中Toon対抗のイベントが行われます。(ハリーポッターの寮の組分けをイメージして下さい。)

 

部屋は二人部屋か四人部屋。私は贅沢な二人部屋で、トイレ、シャワー、洗面所をほぼ独り占めしています。女子の四人部屋も賑やかで楽しそうです。各部屋はルームメートの半分がセカンド(二年生)で半分がファースト(一年生)、また国や地域が被らないように工夫されています。私のルームメートはシリア人の二年生、隣の部屋はトルコ人とイタリア人です。

 

二つ目に紹介する建物はAcademic Building. 授業を受ける場所です。

全教科の教室、図書館がある他に、全校集会などが行われるAtriumがあり、平日は一日のほとんどをこの建物で過ごします。

 

この2つの建物以外に生徒が使うのは、スポーツホールやグラウンド、そしてカフェテリアです。スポーツ関連の設備は非常に充実していて、ジム、プール、バスケットボールコート、テニスコートなどがあります。ハイキングなど学校外のアウトドアアクティビティーももちろん充実していますが、学校内でも十分スポーツを楽しむことができます。カフェテリアについては、食べ物の自慢をする時にあわせて紹介します。

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Campus seen from residence balcony

キャンパスの自慢はいつまででもできますが、写真でも言葉でもこの学校の美しさは表しきれません。参考程度に、同期のの生徒が撮影したキャンパスのドローン映像を是非見てください。さらに興味があれば、 YouTube でElena UWCD vlogで検索してみて下さい。UWCDの魅力を伝える動画をたくさん投稿していて、私自身も来る前に動画を見てUWCのイメージを膨らませていました。では、次回もお楽しみに:)

 

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The best part of beauty is that which no picture can express. 

Rachel

2: Urban Life

Barev Dzez! (アルメニア語でこんにちは)

今日は一つ目のUWC Dilijanの自慢をします。

まず今回はアルメニアの首都について。

アルメニアの首都はエレバンというところで、学校から車で2時間弱かかります。でも、2時間かけて行く価値があるほど、エレバンは素敵な場所です。ソ連の支配下にあっただけに、建物とかどれも同じなのかな。と思いきや、とてもヨーロッパらしい建物がたくさんあり、Dilijanとは違った都会の雰囲気を満喫できます。                

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Republic Square

東京から来た私にとって、エレバンのモールに買い物に行くのは大きな楽しみです。(エレバンには大きなモールが2つあります)フルーツから文房具まで何でも売っているスーパーマーケットに加えて、Zara, Bershka, Adidasなど日本でも見かける店もたくさんあり、エレバンで買えないものはあまりありません。

 

学校からは二週間に一回エレバン行きのバスが出て、買い物をしたり観光したり美味しいものを食べたりできます。また、バスがないときでも友だち数人とタクシーで行けば、一人3000AMD(700円)ほどでエレバンに行くことが可能です。そうなんです、アルメニアのタクシーは驚くほど安いんです。普段Dilijan内でタクシーを使うときは、五人で乗っても全部で100円くらいしかしません。なので、学校の近くの店やレストランに行く時はほどんどの生徒がタクシーを使います。

 

話がそれてしまいましたが、結論として、バスやタクシーで気軽に行けて、必要なものを買ったり、美味しいものを食べられるエレバンは最高です。

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Black Angus (Restaurant in Yerevan, Armenia)

他のUWCに比べても、UWC Dilijanは首都へのアクセスが良い方です。普段はDilijanのローカルな雰囲気も楽しみつつ、たまには息抜きにキャンパスを離れ、エレバンに行くことができるのはUWC Diijanの自慢だと思います。

 

今回のUWCD自慢はアルメニアの首都エレバンでした!次回もお楽しみに!

Rachel

1: Uncharted Waters

はじめまして!

このブログでは、私が通っているUWC Dilijanを紹介したいと思います。今このブログを読んでくださっている方の多くははきっとUWCに興味のある中高生や保護者の方だと思います。ブログをはじめたのは、一年前の私のような中高生にUWC Dilijanの良さを知ってもらい、UWCに応募する一歩を踏み出してほしいからです。UWC Dilijan、そしてアルメニアという国のいいところを紹介していく予定ですが、まずは私自身について書かせていただきます。

 

一年前の私は、在学していた高校での生活にとても満足していました。素晴らしい先生方や友人、そしてこの上なく快適な環境に囲まれていました。UWCに応募することを決めた時、いろいろなひとに「いまの学校で満足しているなら、どうして?」と聞かれました。UWCが唄う多様性やIB Diplomaはもちろん魅力的でしたが、私がUWCを選んだのは、自分の力で自分の人生に影響を与えたいという意志からです。家族や友人に囲まれた日本での充実した生活を後にし、見知らぬ国に住み勉強することを選ぶのは大きな決断です。先に何が起こるかわからない不安と迷いはもちろんありました。しかし、UWCはその不安や迷いをかき消すほどのチャンスと可能性に溢れています。

 

振り返ると、小学校の頃から「将来の夢はなに?」とよく聞かれてきました。受験の面接などでも繰り返し聞かれ、いつのまにかそれらしい夢を語っていました。アメリカの大学に行って、就職して...。けれど、よく考えたら五年前の私はきっと将来アルメニアに住むなんてこれっぽっちも思っていなかったはずです。そう考えると五年後、十年後、二十年後のことなんて今の私には何もわからないんです。それなら自分の頭の中で勝手につくりあげた目的地への細い一本道を歩くのではなくて、今はまだ見えない島を目指して広い海を航海したいです。私にとってUWCは船の役割を果たす存在です。もっとたくさんの日本の高校生に、今私がいる素晴らしいUWCという船に乗船してほしいと強く願っています。

 

UWCの中でも日本では残念ながらまだ認知度の低いUWC Dilijanですが、このブログを通してより多くの人にこの学校の限りない素晴らしさを知っていただけたら嬉しいです。

"Forget about all the reasons why something may not work. You only need to find one good reason it might."  

 

Rachel